円相場は小幅な値動き

東京外国為替市場の円相場は、ドルやユーロに対してやや円安が進んでいる。午後1時時点では前日午後5時より32銭円安ドル高の1ドル=111円32~33銭。対ユーロは同36銭円安ユーロ高の124円26~27銭。

前日の米国市場で原油価格の下落が一服し、米国景気への先行き懸念が後退するとの見方から、ドルを買って円を売る動きが強まっている。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを進めているにもかかわらず米国の長期金利が伸び悩んでおり、「大きな方向感は見えない」。

日銀・岩田副総裁「金利引き上げの局面ではない」

日本銀行の岩田規久男副総裁は22日、青森市内で講演し、「金利の引き上げによって(緩和効果を)減じる局面では全くない」と述べた。2%の物価目標は「なお距離がある」とし、長期金利をゼロ%程度に固定するいまの緩和策を「粘り強く続ける必要がある」と強調した。

岩田氏は「物価上昇率の高まり方が緩慢であることは認めざるを得ない」とする一方、人手不足を受けた賃金上昇やエネルギー価格の上昇で物価はこれから上がると指摘。「将来の物価上昇を先取りする動きが徐々に広がっていく」ことで2%は実現可能だとした。

物価目標の柔軟化を求める声を自ら紹介し、「リーマン・ショックの教訓を忘れてしまったように思えてならない」と批判。物価が低いまま景気後退局面を迎えると、金融政策で対抗するのが難しくなるとして、2%の早期実現が必要だと訴えた。

日経平均、4営業日ぶり値下がり

東京株式市場は、日経平均株価が4営業日ぶりに値下がりした。日経平均の終値は、前日より91円62銭(0・45%)安い2万0138円79銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同5・69ポイント(0・35%)低い1611・56。出来高は16億3千万株。

前日に米国株が下落した流れを引き継いだ。為替相場が円高に振れたことも影響し、輸出関連株などが売られた。市場では「前日に日経平均が今年の最高値を更新し、利益を確定する売りが広がった」(大手証券)との見方が出ている。

株価、今年の最高値水準で推移 一時2万300円に

20日の東京株式市場は米国株高などの流れを受け、日経平均株価が200円以上上昇している。2日につけた今年の最高値(2万0177円)を超える水準で推移しており、一時、2万0300円を超える場面もあった。

午後1時時点の日経平均は、前日終値より229円15銭高い2万0296円90銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同16・58ポイント高い1622・65。日経平均の午前の終値は、同219円92銭(1・10%)高い2万0287円67銭。TOPIXは同15・80ポイント(0・98%)高い1621・87。出来高は9億7千万株。

前日の米国株高に加え、外国為替相場が円安傾向で投資家に好感されている。自動車や金融など幅広い銘柄が買われている。市場関係者によると「仏議会選挙でマクロン大統領の政権基盤が安定したことも好材料。日経平均2万円の足固めになりそうだ」(大手証券)との声も出ている。

タカタ株、ストップ安に 近く民事再生法申請の報道で

19日の東京株式市場で、欠陥エアバッグ問題を抱えるタカタの株価が急落した。民事再生法の適用を申請する方向との報道を受け、売り注文が殺到。前回取引があった15日より80円安い404円と、値幅制限の下限まで下がる「ストップ安」となった。

東京証券取引所は16日、タカタ株の売買を終日停止。タカタが同日夜、再建方法について「あらゆる選択肢が検討されている」とのコメントを出したため、19日から売買を再開した。

東京円、小幅な値動き

東京外国為替市場の円相場は、小幅な値動きとなっている。午後1時時点の対ドルは、前日午後5時より18銭円高ドル安の1ドル=110円05~06銭。対ユーロは同23銭円高ユーロ安の1ユーロ=123円42~43銭だった。

米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を15日未明に控え、持ち高を傾ける動きは限られている。「利上げ自体は織り込み済みでインパクトに欠ける。その先の経済見通しをどう示すかに注目が集まっている」

日経平均、2日連続値下がり FOMC控え様子見ムード

13日の東京株式市場は、日経平均株価が2日続けて値下がりした。終値は、前日より9円83銭(0・05%)安い1万9898円75銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同1・96ポイント(0・12%)高い1593・51。出来高は16億1千万株。

米国の金融政策を決める米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが広がり、小幅な値動きにとどまった。市場では「前週に米国で始まったIT関連株の値下がりは一段落した」

日経平均は値下がり 2万円台割り込み推移

東京株式市場は、日経平均株価が値下がりし、取引開始から2万円の大台を割り込んで推移している。午後1時時点は、前週末の終値より94円59銭安い1万9918円67銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同1・72ポイント高い1593・38。午前の終値は同71円46銭(0・36%)安い1万9941円80銭。TOPIXは同3・38ポイント(0・21%)高い1595・04。出来高は9億7千万株。

前週末のニューヨーク株式市場で、アップルなどIT(情報技術)系の銘柄に割高感から売り注文が入った。東京市場もこの流れを引き継ぎ、半導体製造装置など関連銘柄を中心に値下がりした。ただ、IT関連の需要は今後も堅調とみられ、市場からは「一時的な利益確定売りが入っている」(大手証券)との声が出ている。

北朝鮮、短距離の地対艦ミサイル数発発射 日本海に落下

韓国軍合同参謀本部は8日、北朝鮮が同日午前6時18分ごろ、東部の江原道(カンウォンド)元山(ウォンサン)付近から北東方向に、短距離の地対艦巡航ミサイルを数発発射したと発表した。高さ約2キロまで上がって約200キロ飛行し、日本海に落下した。米軍を強く意識した軍事行動とみられる。北朝鮮は国連安全保障理事会が核・ミサイル開発に関連して2日に採択した制裁決議に反発し、開発を続ける意思を示していた。

日経平均終値、3営業日ぶり値上がり

東京株式市場は日経平均株価が3営業日ぶりに値上がりした。終値は前日より4円72銭(0・02%)高い1万9984円62銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は同0・65ポイント(0・04%)高い1597・09。出来高は17億1千万株。

前日の米国株の下落を受け、日経平均は値下がりで取引が始まったが、午後に外国為替相場で円高が一服したことから上昇に転じた。市場では「明日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会などを控え、値動きは限定的だった」(大手証券)との声が出ている。

東京円、1カ月半ぶり109円台

東京外国為替市場の円相場はやや円高に振れ、一時、約1カ月半ぶりに1ドル=109円台をつけた。正午時点の対ドルは、前日午後5時より71銭円高ドル安の1ドル=109円81~85銭。対ユーロは、同71銭円高ユーロ安の1ユーロ=123円79~83銭。

前日の米ニューヨーク市場で株価や原油価格が下落し、投資家が比較的安全な資産とされる円を買う動きが出ている。今週後半に英国で総選挙があることや、サウジアラビアなどがカタールとの外交関係の断絶を発表したことで、市場では「政治的なリスクが意識され、円を買う投資家が出ている」との声が出ている。

日経平均、小幅に下落 値下がりは3営業日ぶり

5日の東京株式市場は、日経平均株価が3営業日ぶりに値下がりした。終値は、前営業日の2日終値より6円46銭(0・03%)安い2万0170円82銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同2・23ポイント(0・14%)低い1609・97。出来高は16億4千万株。

円相場が円高に振れた影響で、自動車株などが売られた。下げ幅は小幅で、市場では「企業の堅調な業績と比べて日本株はまだ割安感があり、買いに動く投資家も多い」

ロンドンでテロ、7人死亡 車ではねた後、ナイフで襲撃

英ロンドン中心部のテムズ川にかかるロンドン橋で3日午後10時(日本時間4日午前6時)すぎ、バンが暴走して複数の歩行者をはね、橋の南側にある食材市場「バラマーケット」付近でバンを乗り捨てた実行犯が、人々をナイフで襲撃する事件が発生した。

ロンドン警視庁などによると、一連の事件で7人が死亡、警察官1人を含む48人が負傷し、市内5カ所の病院に搬送された。実行犯の男3人は駆けつけた警察官に射殺された。同警視庁は事件をテロと断定し、捜査を始めた。

実行犯の男らは、爆発物のようなベストを身につけていたが、のちに爆発物ではなかったことが判明した。

英メディアによると、暴走した白いバンは、ロンドン橋を南へ走行しながらスピードを上げ、ジグザグ走行をしながら5~6人の歩行者をはねたという。

事件を受けてロンドン橋や最寄り駅は封鎖された。警察は人々に警戒を呼びかけ、現場に近づかないよう求めている。

現場付近は飲食店が多く、観光客も多く訪れる地区。週末で、多くの人でにぎわっていたとみられる。

ロンドンでは3月下旬、今回の現場から約2・5キロ離れたウェストミンスター橋で車と刃物を使ったテロが起き、5人が死亡、50人以上が負傷している。

NYダウ、2日連続で史上最高値を更新

ニューヨーク株式市場は、大企業で構成するダウ工業株平均が続伸し、2日連続で史上最高値を更新して取引を終えた。終値は前日よりも62・11ドル(0・29%)高い2万1206・29ドルだった。

朝方発表された米雇用統計で、失業率がわずかに改善したものの、就業者数の伸びは事前の市場予想を下回った。このため、米利上げのペースが緩やかになるとの見方が広まった。

ハイテク株が中心のナスダック市場の総合指数も同58・97ポイント(0・94%)高い6305・80と終値での過去最高を更新した。

日銀総資産、初の500兆円突破

日本銀行が保有する国債などの総資産が、5月末時点で初めて500兆円を突破した。大規模な金融緩和で大量の国債などを買い入れているためで、総資産は緩和開始前の3倍超になった。日銀は今後も買い入れを続ける方針で、総資産は年内にも国内総生産(GDP)と同じ規模になる可能性がある。

日銀が2日に公表した営業毎旬報告によると、総資産は5月末時点で500兆8008億円で、前年同月末より18%、約75兆円増えた。全体の85%に当たる約427兆円が国債。名目GDPに対する割合は93%に達し、2~3割台の米国や欧州を大きく上回る。

日銀は物価上昇率2%の目標に向け、「年80兆円をめど」に長期国債を買い、株価指数などに連動するETF(上場投資信託)も年6兆円ペースで買い入れている。日銀は国債の品薄傾向に合わせ国債購入量を減らしているが、物価上昇率が2%を上回るまでは総資産の拡大を続ける方針だ。