円安進み117円台、株は一時年初来高値 米利上げ受け

15日の東京金融市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が来年の利上げ見通しを引き上げたことから円安が進んだ。円相場は一時1ドル=117円台後半と、2月上旬以来約10カ月ぶりの円安水準をつけた。日経平均株価も前日より一時180円超値上がりして年初来高値を更新したが、下落に転じる場面も出ている。

14日の米国市場では、FRBの利上げペースが想定より速まるとの見方から米国の長期金利が上昇。日米の金利差が開くことから、ドルを買って円を売る動きが加速した。東京市場でもドル買い円売りが続き、午後1時時点の円相場は、前日午後5時より2円37銭円安ドル高の1ドル=117円35~36銭。対ユーロは同94銭円安ユーロ高の1ユーロ=123円38~39銭。

株式市場では、朝方、円安を受けて業績改善が見込める自動車など輸出株を中心に買いが入った。その後、前日までに7営業日続けて上昇した反動から利益確定売りにおされており、売り買いが交錯している。午後1時時点の日経平均は、前日終値より49円10銭安い1万9204円51銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同1・20ポイント低い1537・49。午前の終値は、日経平均が同28円37銭(0・15%)安い1万9225円24銭。TOPIXは同0・30ポイント(0・02%)高い1538・99。出来高は12億1千万株。