トルコ銃乱射「辺り一面、血と遺体」 富裕層など標的か

乱射から一夜明けた1日午後、現場の高級ナイトクラブ「レイナ」の前では防弾チョッキを着た警察官が並んでいた。日本人の駐在員にも人気の閑静な高級住宅街から近い。

「若い男が銃を撃ちながら店内に押し入った」。当時、店の前で客待ちしていたタクシー運転手サッフェト・クルムさん(36)が朝日新聞に証言した。

1日午前1時15分ごろ、タクシーが店の前に止まり、黒い帽子に黒い服の20代くらいの男1人が後部座席から降りた。男はトランクからライフル銃を取り出すと店先の警官に発砲。無言で銃を撃ちながら店内に入っていった。

男との距離は10メートル。クルムさんは車中に身をかがめ、息を潜めた。

「パン、パン、パン」。乱射音と人々の悲鳴が聞こえた。倒れていた警官に駆け寄ると、息をしていなかった。泣きながら逃げてきたタンクトップ姿の女性とロシア人男性客を乗せて逃げた。