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トルコ銃乱射「辺り一面、血と遺体」 富裕層など標的か

乱射から一夜明けた1日午後、現場の高級ナイトクラブ「レイナ」の前では防弾チョッキを着た警察官が並んでいた。日本人の駐在員にも人気の閑静な高級住宅街から近い。

「若い男が銃を撃ちながら店内に押し入った」。当時、店の前で客待ちしていたタクシー運転手サッフェト・クルムさん(36)が朝日新聞に証言した。

1日午前1時15分ごろ、タクシーが店の前に止まり、黒い帽子に黒い服の20代くらいの男1人が後部座席から降りた。男はトランクからライフル銃を取り出すと店先の警官に発砲。無言で銃を撃ちながら店内に入っていった。

男との距離は10メートル。クルムさんは車中に身をかがめ、息を潜めた。

「パン、パン、パン」。乱射音と人々の悲鳴が聞こえた。倒れていた警官に駆け寄ると、息をしていなかった。泣きながら逃げてきたタンクトップ姿の女性とロシア人男性客を乗せて逃げた。

トルコで銃乱射、39人死亡 新年祝うナイトクラブ

トルコの最大都市イスタンブールのナイトクラブで1日午前1時15分(日本時間同日午前7時15分)ごろ、銃の乱射があった。トルコ政府は外国人16人を含む少なくとも39人が死亡、65人が負傷したと発表した。在イスタンブール日本総領事館によると、現地時間の1日午前までに日本人が巻き込まれたという情報は入っていない。

エルドアン大統領は乱射を受けて緊急声明を発表。「テロ組織が我が国を狙った攻撃」と述べ、テロ事件だと断定した。組織名については言及していない。トルコメディアによると、実行犯は逃走中で、治安当局が捜査を続けている。

乱射があったのは、イスタンブールの欧州側の新市街オルタキョイにある高級ナイトクラブ兼レストラン「レイナ」。トルコメディアによると、新年を祝おうと少なくとも500~600人が集まっていたところ、サンタクロース姿に扮装した男が無差別に発砲したという。

イスラエル外務省は同日、死者の中にイスラエル人女性1人が含まれていると発表した。トルコメディアによると、外国人の死者にはベルギーと中東からの観光客が含まれているという。負傷者には重傷・重体者がおり、死者は増える恐れがある。