朴前大統領の逮捕、北朝鮮は歓迎 「逆徒に懲罰」と報道

北朝鮮の労働新聞(電子版)は1日付で、朴槿恵(パククネ)前韓国大統領の逮捕について「反人民的悪政と不正腐敗、親米事大と同族対決を進めた逆徒に下った懲罰だ」と報じた。徹底的な南北対決路線を取った朴政権の退場を歓迎した。

同紙は、逮捕を伝える見出しで「当然の結果」「公正な社会を作る第一歩」などと指摘した。朝鮮中央通信も3月31日、「監獄に収容された3人目の前大統領という恥ずべき記録を残した」と批判した。

朴前大統領は在任中、武力挑発を続ける北朝鮮を「自滅をさらに早める」と厳しく批判。開城工業団地の閉鎖や、南北軍事境界線沿いの軍事宣伝放送の再開を決めた。逆に大統領選では野党陣営を中心に南北対話を訴える論調が目立つ。

一方、米韓関係筋によれば、米国はペンス副大統領が4月中旬に訪韓し、黄教安(ファンギョアン)首相(大統領権限代行)らと会談する。同筋は「マティス国防長官やティラーソン国務長官の訪韓と合わせ、米韓同盟重視の姿勢を示す狙いがある」と語る。

また、中国も3月末に元外交部幹部が訪韓し、民間の関係者らと面会した。米軍が韓国配備を急ぐ「高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)」について、韓国内の反応を探るのが目的とみられている。