アップル、売上高5%増 iPhone販売はやや減少

アップルが2日発表した今年1~3月期決算は、売上高が前年同期比約5%増の528億ドル(約5兆9200億円)、純利益は5%増の110億ドル(約1兆2300億円)だった。iPhone(アイフォーン)を使った支払いサービス「アップルペイ」や音楽配信サービスなどによる売り上げが18%増えた。アップルペイは昨年10月から日本でも始まり、50万人以上が交通機関で利用しているという。

主力のiPhoneの販売台数は約5080万台と前年同期をやや下回った。地域別の売上高では、欧米では約1割増えたが、中国は14%減った。

アップルからはこのところ、大きな技術進化のある新製品が出ていない。今年中に発表するとみられる新型のiPhoneには、画面を薄くしたり曲げたりできる有機ELが使われるとの米メディア報道もある。ただ、これはすでに韓国のサムスン電子がスマートフォンに採用済みだ。音声認識機能のあるスピーカーを発表するとの報道もあるが、同様の製品はすでにグーグルやアマゾンが発売して人気になっている。

アップルは自動運転車の開発にも取り組んでいるとみられ、4月にはカリフォルニア州の公道での走行実験の許可を取得。ただ、自動運転車の分野でもグーグルや自動車メーカーなどがすでに開発競争を繰り広げており、出遅れは否めない。